あの夏、わたしはキミに恋をした。


「大丈夫。なんだろうね、必要とされてるって嬉しいし、あの頃から頑張るっていうことからどこか逃げてきた部分があるから、だからやってみたいって思う。それに来年大輝がグラウンドで走る姿を近くでみれるんだもん。そんな特権はマネだけでしょ?」

「桃菜ってかっこいいよな」

「ええ、今頃気づいたの?」

「まさか。はじめてみた日から俺の中で桃菜はヒーローですから」

「そういえばそうだったね。お互いヒーローだから」


あれからもう1年たったのか。早いな。

季節がめぐるのははやい。

もうあと1ヶ月で試合がはじまる。

先輩たちにとって最後の夏がやってくるのだ。

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