あの夏、わたしはキミに恋をした。
だってリハビリの先生だっていってくれた。
ここまで回復が早いのはすごいことですって、頑張りましたねって。
今はもう日常生活にはほとんど支障がない。
それってもう奇跡が起きてるってことだよね?
なら、野球をやる未来だってまだあるはずだよね?
「そういえば遥ちゃんに断れたんだってね」
「そうなの」
大輝のアイシング管理をしつつ洗濯したものをたたんでいる。
部活が終わる頃になるとこういう時間ができるので、最近は大輝と話す時間が増えたと思う。
「日焼けしたくないんだって。まあそれはそうだよね。去年の装備をみてるからなにもいえなかったよ」