あの夏、わたしはキミに恋をした。





「ただいま戻りました」

「おかえりなさい」

抽選会のあとわたしたちは学校へと戻ってきた。

みんなそわそわしていて落ち着かない様子でわたしたちを待っていた。

「どうだった?」

「まあまあ…ってところかな」

そういいながら上野くんは第一回戦で当たる学校を発表した。

そしてそのあとも勝ち上がったら当たりそうな学校を発表していく。

みんなの顔がだんだん不安そうになっていくのがわかった。

上野くんの引きは決していいほうではなかった。

でも初っ端から強豪校と当たるわけでもない。


上野くんがいったように本当に「まあまあ」といった感じだ。

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