あの夏、わたしはキミに恋をした。

“ついたよ、どこ?”

集合場所について遥にメールを送る。


“先に中いる!入ってすぐ右に曲がるとラウンジがあるからそこで待ち合わせっていえば通してもらえると思う!”


遥のメールをみてすぐに中に入る。
ラウンジはすぐにみつかった。


「すいません、待ち合わせで…佐伯で予約していると思うのですが」


受付にきくと「こちらへどうぞ」とすぐに案内してくれた。


遥は大学卒業してすぐに巧くんと結婚して佐伯という苗字になった。

高校のころから相性がよくて絶対結婚するだろうと思っていたけれど、実際にすると聞いたときは号泣した。

一番の親友である遥の結婚式は本当に素敵で、憧れだった。


そして今日は、上野くんと愛唯の結婚式の打ち合わせをするために集まった。

わたしにとって大好きな人たちがまた結婚するのだ。
< 250 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop