あの夏、わたしはキミに恋をした。
「かっとばせー!水上!」
「大輝ー!打てー!」
7回裏。3対2で負けている。
そんな場面でチャンスがまわってきた。
打順は水上くん。
ここで水上くんががホームランを打てば逆転、ヒットでも1点はとれそうだった。
1投目、空振り。
水上くんのプレッシャーがここまで伝わってくるようで苦しくなる。
カキーン
いい音とは裏腹に、球はショートにとられてあっけなく水上くんはアウトになった。
結局そのまま1点差をひっくり返すことができないまま試合は終わった。