なぜ婚約者なのか説明書の提出を求む
シツコイ男
次の定休日。私は病院に来ていた。
薬を貰うために。
そこで、まさかの人に会った。
「茉帆ちゃん?」
「えっ?」
「この前はどうも。いつの間に帰ったの?」
秋川さん……。
「えっと、気分が悪くなって……」
「そうか。きょうはどうしたの? まだ具合いが悪いの?」
「あの。母の薬を貰いに……」
「そうなんだ」
「秋川。仕事に行くぞ」
隣のイケメンにそう言われて
「すみません。知り合いに会ったので。じゃあ茉帆ちゃん、またね」
二人は医局に入って行った。
そういえば製薬会社だと言っていた。
「和泉茉帆さん」
呼ばれた。薬を貰って支払いを済ます。早く帰ろう。
部屋に帰って掃除、洗濯。
このマンションは外に洗濯物が干せないから乾燥機が大活躍。だから朝洗濯する必要もない。お休みに纏めて洗濯。一人分なんて大してないし、それで充分。
お昼にパスタを作って食べる。きょうはキノコとほうれん草の和風パスタ。
少し休憩して夕方になると買い物に出掛ける。少し歩くけど新鮮な果物や野菜、お肉やお魚は他のスーパーよりお安いから、お休みにまとめ買いする。
主婦みたいだなと思うけど、せっかく家賃はただなんだから貯金もしたい。
軽く散歩がてら歩道を歩いていると、書店がある。つい入ってしまう。美容雑誌やファッション誌を立ち読みして勉強する。
いつか私も載せて貰えたら良いなと妄想する。まだまだそれには技術が足りない。
早く先輩美容師たちみたいになりたいなと心から思うけど道は険しい……。
薬を貰うために。
そこで、まさかの人に会った。
「茉帆ちゃん?」
「えっ?」
「この前はどうも。いつの間に帰ったの?」
秋川さん……。
「えっと、気分が悪くなって……」
「そうか。きょうはどうしたの? まだ具合いが悪いの?」
「あの。母の薬を貰いに……」
「そうなんだ」
「秋川。仕事に行くぞ」
隣のイケメンにそう言われて
「すみません。知り合いに会ったので。じゃあ茉帆ちゃん、またね」
二人は医局に入って行った。
そういえば製薬会社だと言っていた。
「和泉茉帆さん」
呼ばれた。薬を貰って支払いを済ます。早く帰ろう。
部屋に帰って掃除、洗濯。
このマンションは外に洗濯物が干せないから乾燥機が大活躍。だから朝洗濯する必要もない。お休みに纏めて洗濯。一人分なんて大してないし、それで充分。
お昼にパスタを作って食べる。きょうはキノコとほうれん草の和風パスタ。
少し休憩して夕方になると買い物に出掛ける。少し歩くけど新鮮な果物や野菜、お肉やお魚は他のスーパーよりお安いから、お休みにまとめ買いする。
主婦みたいだなと思うけど、せっかく家賃はただなんだから貯金もしたい。
軽く散歩がてら歩道を歩いていると、書店がある。つい入ってしまう。美容雑誌やファッション誌を立ち読みして勉強する。
いつか私も載せて貰えたら良いなと妄想する。まだまだそれには技術が足りない。
早く先輩美容師たちみたいになりたいなと心から思うけど道は険しい……。