地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「うっ! ……今のは、破壊力半端ない……」
「ちょっとまて。心臓痛ぇんだけど!?」
さて早速食べようかと鼻歌でも歌いそうだったあたしの横で、勇人くんと明人くんが何やら言っている。
でもこれ以上はせっかくのうどんが伸びちゃうし、あたしも我慢できないので食べる方に集中させてもらった。
二人のおかげで大変満足出来る昼食になりました。
そうして全部食べ終えたあたしは「ごちそうさま」と言って席を立つ。
すると今まで何も反応を示さなかった如月さんに声を掛けられた。
「ちょっと待て。こっちに来い」
まさか呼ばれるとは思わなかったので一瞬躊躇ったけれど、無視するわけにもいかず如月さんの席の方へ行く。
「えっと、何か……?」
冷たい印象の瞳があたしを捉える。
その目に真っ直ぐ見つめられると全てを見透かされそうでちょっと怖い。
「いや、ただの連絡事項だ。明日は生徒会のテーブルで昼を食べるように。そして次の日からはまた《月帝》のテーブルとローテーションしろ」
「え? はい?」
何でそんなことに?
まず第一にどうして生徒会のテーブルにも行かなきゃならないのか。
確かあたしが二階席で食べる羽目になったのは明人くんと勇人くんがあたしに付いて一階席で食べたせいだったはず。
その上で《月帝》の総長が何故かあたしを気にかけたからだったような……。
「ちょっとまて。心臓痛ぇんだけど!?」
さて早速食べようかと鼻歌でも歌いそうだったあたしの横で、勇人くんと明人くんが何やら言っている。
でもこれ以上はせっかくのうどんが伸びちゃうし、あたしも我慢できないので食べる方に集中させてもらった。
二人のおかげで大変満足出来る昼食になりました。
そうして全部食べ終えたあたしは「ごちそうさま」と言って席を立つ。
すると今まで何も反応を示さなかった如月さんに声を掛けられた。
「ちょっと待て。こっちに来い」
まさか呼ばれるとは思わなかったので一瞬躊躇ったけれど、無視するわけにもいかず如月さんの席の方へ行く。
「えっと、何か……?」
冷たい印象の瞳があたしを捉える。
その目に真っ直ぐ見つめられると全てを見透かされそうでちょっと怖い。
「いや、ただの連絡事項だ。明日は生徒会のテーブルで昼を食べるように。そして次の日からはまた《月帝》のテーブルとローテーションしろ」
「え? はい?」
何でそんなことに?
まず第一にどうして生徒会のテーブルにも行かなきゃならないのか。
確かあたしが二階席で食べる羽目になったのは明人くんと勇人くんがあたしに付いて一階席で食べたせいだったはず。
その上で《月帝》の総長が何故かあたしを気にかけたからだったような……。