地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
笑顔になりつつ黙々とうどんを食べていると、隣からスッと海老天ぷらが目の前に現れる。
見ると、明人くんが差し出してニッと笑っていた。
「え?」
「それだけじゃ少ねぇだろ? 分けてやるよ」
「いいの?」
確かに節約のためにトッピングは少ないものにしたから、もらえるならありがたい。
でも海老天ぷらだよ?
天ぷら定食のメイン中のメインと言っても過言じゃないんだよ?
本当にいいのかと確認すると、「いいから」と言ってどんぶりの中に入れてくれた。
おお! おかずが増えた!
喜びにあたしは満面の笑みで明人くんにお礼を言う。
「ありがとう! 明人くんって優しいね!」
「っ! いや、いいって……」
そんなやりとりをしていると右側の勇人くんからも声がかかった。
「ほら、俺のもやるよ。それとも海老じゃなくて山菜とかシイタケの方が良いか?」
「え!? 山菜もシイタケも好き!」
思わず遠慮もなしにそう言って勇人くんの方を振り向く。
しかもどっちがいいかと悩むあたしに勇人くんは二つともくれた。
あたしは嬉しくて二人の優しさに感極まってしまう。
「ありがとう! 二人とも大好き!」
二人はあたしの嫌いな不良だけれど、おかずを譲ってくれるほどいい人であたしを気に入ってくれている。
これならもう友達だよね。
明人くんと勇人くんに関しては不良とか関係なく大事な友達だって思った。
見ると、明人くんが差し出してニッと笑っていた。
「え?」
「それだけじゃ少ねぇだろ? 分けてやるよ」
「いいの?」
確かに節約のためにトッピングは少ないものにしたから、もらえるならありがたい。
でも海老天ぷらだよ?
天ぷら定食のメイン中のメインと言っても過言じゃないんだよ?
本当にいいのかと確認すると、「いいから」と言ってどんぶりの中に入れてくれた。
おお! おかずが増えた!
喜びにあたしは満面の笑みで明人くんにお礼を言う。
「ありがとう! 明人くんって優しいね!」
「っ! いや、いいって……」
そんなやりとりをしていると右側の勇人くんからも声がかかった。
「ほら、俺のもやるよ。それとも海老じゃなくて山菜とかシイタケの方が良いか?」
「え!? 山菜もシイタケも好き!」
思わず遠慮もなしにそう言って勇人くんの方を振り向く。
しかもどっちがいいかと悩むあたしに勇人くんは二つともくれた。
あたしは嬉しくて二人の優しさに感極まってしまう。
「ありがとう! 二人とも大好き!」
二人はあたしの嫌いな不良だけれど、おかずを譲ってくれるほどいい人であたしを気に入ってくれている。
これならもう友達だよね。
明人くんと勇人くんに関しては不良とか関係なく大事な友達だって思った。