地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
何とも思っていなかった異母兄だけど、あたしを泣かせたから嫌いになったってことだよね?
半分だけとはいえ血のつながった兄弟なんだから、仲良く出来るならした方が良いのかもしれない。
でも、あたしを泣かせたことを怒ってくれているってことだったから……。
ちょっと、嬉しかった。
「え、へへ……ありがとう。久保くん、ホント優しくなったよね」
少し照れてしまって、髪を耳に掛けるしぐさをして照れを誤魔化す。
そうしたら久保くんは顔を赤くして視線もあたしからそらしてしまった。
「優しくすんのは、お前にだけだよ……」
「え?」
ポツリと零れるように言われた言葉はギリギリ聞き取れるかどうか。
あたしにだけ、とか聞こえたような気がするけど自信はない。
「ごめん、ちゃんと聞こえなかった。もういっか――」
「う、うぅん!」
もう一回言ってというあたしのセリフは奏の唸るような声にかき消されてしまう。
明らかに邪魔された感じだったから、ジト目で奏を見るけれどスルーされてしまった。
「まあ、大体は分かったよ。って事で、次は美来の話聞かせてもらおうか?」
「いや、良いんだけどさ。人の話遮っておいてそれはないんじゃ――」
「その話は俺たちも聞きたいな!」
今度は勇人くんに遮られてしまう。
半分だけとはいえ血のつながった兄弟なんだから、仲良く出来るならした方が良いのかもしれない。
でも、あたしを泣かせたことを怒ってくれているってことだったから……。
ちょっと、嬉しかった。
「え、へへ……ありがとう。久保くん、ホント優しくなったよね」
少し照れてしまって、髪を耳に掛けるしぐさをして照れを誤魔化す。
そうしたら久保くんは顔を赤くして視線もあたしからそらしてしまった。
「優しくすんのは、お前にだけだよ……」
「え?」
ポツリと零れるように言われた言葉はギリギリ聞き取れるかどうか。
あたしにだけ、とか聞こえたような気がするけど自信はない。
「ごめん、ちゃんと聞こえなかった。もういっか――」
「う、うぅん!」
もう一回言ってというあたしのセリフは奏の唸るような声にかき消されてしまう。
明らかに邪魔された感じだったから、ジト目で奏を見るけれどスルーされてしまった。
「まあ、大体は分かったよ。って事で、次は美来の話聞かせてもらおうか?」
「いや、良いんだけどさ。人の話遮っておいてそれはないんじゃ――」
「その話は俺たちも聞きたいな!」
今度は勇人くんに遮られてしまう。