地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「その女だけなら別に校内で済ますだろ⁉ 前も校内の倉庫で《月帝》の下っ端けしかけて来てたんだからな!」
見せられた画面にはこの付近の地図が表示されている。
その上を青い小さな光が学校から離れるように移動していた。
「橋場が来てるかもしれないって思って、俺たちが子供の頃使ってた見守り用のGPSを親に再契約して送って貰ってたんだ。念のためだったけど、まさか本当に使うことになるなんてな……」
自嘲する奏はスマホを引っ込めて前を向く。
「何にしたって学校からも連れ去られてるんだ。早く追いかけて助けないとだろ?」
「……そうだな」
確かにその通りだと思ってそれ以上は問い詰めなかった。
美来を連れ去ったのが誰かなんてこの際関係ねぇ。
連れ去られた様子を聞いただけでも美来が望んで付いて行ったとは思えねぇし。
その女の目的が何だとしても、助け出さなきゃならないことは同じなんだから。
そうして走って向かった先は学校の裏門。
でも、そこには先客がいた……。
「ん? なんだお前ら……って、幹人か?」
裏門周辺を何やら調べていた二人の男。
そのうちの一人――銀星が俺に気付いた。
「銀星? あんた、なんでこんなところに?」
今の状況を考えて、一瞬銀星が美来をかどわかしたのかと思う。
でもすぐに否定した。
かどわかすにしても、こいつの性格を考えれば人任せにはしねぇだろうから。
見せられた画面にはこの付近の地図が表示されている。
その上を青い小さな光が学校から離れるように移動していた。
「橋場が来てるかもしれないって思って、俺たちが子供の頃使ってた見守り用のGPSを親に再契約して送って貰ってたんだ。念のためだったけど、まさか本当に使うことになるなんてな……」
自嘲する奏はスマホを引っ込めて前を向く。
「何にしたって学校からも連れ去られてるんだ。早く追いかけて助けないとだろ?」
「……そうだな」
確かにその通りだと思ってそれ以上は問い詰めなかった。
美来を連れ去ったのが誰かなんてこの際関係ねぇ。
連れ去られた様子を聞いただけでも美来が望んで付いて行ったとは思えねぇし。
その女の目的が何だとしても、助け出さなきゃならないことは同じなんだから。
そうして走って向かった先は学校の裏門。
でも、そこには先客がいた……。
「ん? なんだお前ら……って、幹人か?」
裏門周辺を何やら調べていた二人の男。
そのうちの一人――銀星が俺に気付いた。
「銀星? あんた、なんでこんなところに?」
今の状況を考えて、一瞬銀星が美来をかどわかしたのかと思う。
でもすぐに否定した。
かどわかすにしても、こいつの性格を考えれば人任せにはしねぇだろうから。