地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
正直に言うと側にいてくれた方が安心する。
けれど尊敬しているらしい八神さんの指示を幹人くんに無視させたくないと思った。
だから「行ってきて」と送り出す。
幹人くんはそれでも心配そうな目をしていたけれど、「分かった」とあたしから離れる。
「行ってくる。……ちゃんと、迎えに戻ってくるからな!」
「っ! うん!」
用事を済ませたら、またすぐ戻って来てくれる――あたしの居場所である幹人くんが、迎えに来てくれる。
その言葉に、胸が熱くなった。
その熱が、幹人くんの代わりに心に寄り添ってくれるような気がした。
「待ってるから」
「ああ」
嬉しい気持ちをそのまま笑顔に変えて幹人くんを見送ると、今度こそ奈々に奥の部屋へと連れて行かれる。
「さ、急ぐよ!」
香の宣言通り、あたしは二人に手伝って貰いながら急いで着替えた。
「あ、羽は良いよ。動きづらいし」
「そう? まあ、仮装って気分じゃないよね。分かった」
羽を手に取った奈々に告げて、動きづらそうな羽は遠慮させてもらった。
「にしても本当にきれいな髪だよね。あんなにきつく結ってたのにクセもついてないんだから」
髪についているほこりをくしで梳いて取ってくれている香に感心される。
最後に花冠を頭に乗せられて、「出来たよ」と声を掛けられた。
けれど尊敬しているらしい八神さんの指示を幹人くんに無視させたくないと思った。
だから「行ってきて」と送り出す。
幹人くんはそれでも心配そうな目をしていたけれど、「分かった」とあたしから離れる。
「行ってくる。……ちゃんと、迎えに戻ってくるからな!」
「っ! うん!」
用事を済ませたら、またすぐ戻って来てくれる――あたしの居場所である幹人くんが、迎えに来てくれる。
その言葉に、胸が熱くなった。
その熱が、幹人くんの代わりに心に寄り添ってくれるような気がした。
「待ってるから」
「ああ」
嬉しい気持ちをそのまま笑顔に変えて幹人くんを見送ると、今度こそ奈々に奥の部屋へと連れて行かれる。
「さ、急ぐよ!」
香の宣言通り、あたしは二人に手伝って貰いながら急いで着替えた。
「あ、羽は良いよ。動きづらいし」
「そう? まあ、仮装って気分じゃないよね。分かった」
羽を手に取った奈々に告げて、動きづらそうな羽は遠慮させてもらった。
「にしても本当にきれいな髪だよね。あんなにきつく結ってたのにクセもついてないんだから」
髪についているほこりをくしで梳いて取ってくれている香に感心される。
最後に花冠を頭に乗せられて、「出来たよ」と声を掛けられた。