婚約破棄は構いませんが、後ろ盾をなくした皇太子がどうなるかご存知? ~を、ループする~【短編】
「いいえ、大切なのは後ろ盾です。後ろ盾のないまま王位についたとしても、誰もついては来ません。ですから、私が婚約者として選ばれたのです。私の父である公爵が後ろ盾になるということで、アンドリュー殿下が皇太子にと使命されました。しかし、その後も第二王子を皇太子にという勢力が消えることはなかったのですが……。何とか父が押さえこんでいました。が、今ことのときを持って婚約は破棄されましたので、皇太子の座は第二王子へと移るのは誰が考えても不思議ではありませんよね?」
と、丁寧に説明してあげたのに、アンドリュー殿下はめちゃめちゃな主張をした。
「お前のおかげで俺が皇太子になっただと?そういって、俺の気持ちを引き留めようとしても無駄だぞ!俺は第一王子だ。正妃の子だ。代にお王子が皇太子になれるわけがない。それとも、お前、実は第二王子とできていて、一緒になって俺を蹴落とすつもりか?公爵が謀反を起こそうっていうのか?」
もう、めんどくさいのでその場を去った。
それが、分岐点だったのだ。
■
案の定、すぐにアンドリュー様は皇太子の座を降ろされた。
そればかりではない。嫁をもらうのではなく、婚約者のもとへと婿入りさせられた。
つまり、庶民であるミリアの家の婿になったのだ。
王族どころか貴族ですらなくなったアンドリューがどうしたのかと言うと。
私にざまぁという目を向けたミリアのヒモになった。
働いたこともないアンドリューが働けるはずもない。
「お前と結婚してやったんだ、ありがたいと思え」
「私は貴方が皇太子だったから」
「うるさいっ!お前は、俺が好きだって言っただろう?なぁ?嘘だったのか?嘘じゃないなら働け、こんなまずい飯が食えるかっ!」
「これが今の精一杯で……」
「うるせー、口答えするな!お前にはその体があるだろう、誰か金持ちを誑し込んでこいよっ!得意だろ、そういうの!」
と、丁寧に説明してあげたのに、アンドリュー殿下はめちゃめちゃな主張をした。
「お前のおかげで俺が皇太子になっただと?そういって、俺の気持ちを引き留めようとしても無駄だぞ!俺は第一王子だ。正妃の子だ。代にお王子が皇太子になれるわけがない。それとも、お前、実は第二王子とできていて、一緒になって俺を蹴落とすつもりか?公爵が謀反を起こそうっていうのか?」
もう、めんどくさいのでその場を去った。
それが、分岐点だったのだ。
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案の定、すぐにアンドリュー様は皇太子の座を降ろされた。
そればかりではない。嫁をもらうのではなく、婚約者のもとへと婿入りさせられた。
つまり、庶民であるミリアの家の婿になったのだ。
王族どころか貴族ですらなくなったアンドリューがどうしたのかと言うと。
私にざまぁという目を向けたミリアのヒモになった。
働いたこともないアンドリューが働けるはずもない。
「お前と結婚してやったんだ、ありがたいと思え」
「私は貴方が皇太子だったから」
「うるさいっ!お前は、俺が好きだって言っただろう?なぁ?嘘だったのか?嘘じゃないなら働け、こんなまずい飯が食えるかっ!」
「これが今の精一杯で……」
「うるせー、口答えするな!お前にはその体があるだろう、誰か金持ちを誑し込んでこいよっ!得意だろ、そういうの!」