鶴の音返し
駅から出てくる人々を眺めていると、
前からホスト風イケメンが近づいてきた。

黒にも負けない金髪で、
180はある長身に、
長く真っ直ぐな髪の毛が左目だけを隠し、
歩く度にピアスが揺れる。

「あのー、山梨千鶴さんですか?」

見た目とは裏腹に心を暖かく包み込んでくる声。

まるで先輩のような、、、

「はい。そうですけど、」

ナンパ?

「やっぱりそうか!良かった!
いつも弟がお世話になってます!」

弟?
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