訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
試験官 ラーガside

「どいつからでもいい、陣の内側に入れ
 この陣は被害を外に出さない様にする為のモノ、コレから出たら即失格だ」

3人が目を合わせると
髪に緑色が入ってる男がニコッと笑顔で

「じゃあ、俺からお願いします」

男は剣を抜くが、ブラン…と下げたまま
…何故構えない

「…おい」
「はい?」
「何故構えない」
「これが俺のスタイルなんで」
「…フン、そうか。なら行くぞ…」

手を床に翳せば、新しい陣が浮かび上がる
《サモンズマジック(召喚魔法)》

「アンデットドッグっ!」

勢いよく飛び出したのは、血が滴り落ちる黒い犬の魔物
魔物は牙を剥いて真っ直ぐに男に向かう
だが男は剣を構えず、突っ立ってるだけ
魔物が目前まで迫った瞬間
ザンッ!と音と共に男が移動し、勢いの余った首無しの体は陣の壁にぶつかった

「「「…え?」」」

周りはポカン…と茫然とする
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