訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

〔我は火の精霊…フェニア〕
〔我は風の精霊…ジル〕

精霊はお互いを見合わせ

〔我等を呼び出した者は、我が宿る者の力となる様に繋ぎを求めた〕
〔我等はそれを受け入れた故に、宿った〕
〔〔我々が宿る者達よ、名を答えよ〕〕
「…蓮」
「……紫音」
〔レン〕
〔シオン〕
〔〔以後、お主が求める時には力となろう〕〕

そうして、精霊は2人の中に消えていった

「…終わった、のか?」
「うん。2人共、お疲れ様」

2人はホッと表情を和らげ、脱力する

「2人共、今日はもう休みなさい。シオリは残れ、話がある」
「「「はい」」」

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