嫁ぎ先は水神様~ただ身を投げただけなのに~
「それは……」

「他に、好きな男でもいるのか?」

ドキッとした。

「どうなんだ、つき。」

「どうって……」


まさか、水神様を想っているなんて言っても、笑われるだけ。

どうしよう。


「つき。」

私ははやてに、押し倒された。

「はやて!」

「つき。俺の物になってくれ。」

首筋にはやての吐息が吹きかかる。

「ああ、つき。」

服の合わせから、手を入れられ、胸を揉まれた。

るか様とは違って、荒々しい手つき。

「こんな日がやってくるなんて、思わなかった。」

「んん……」

はやてが、私の中に入ってくる。
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