小さな恋 大きな愛
「美里ちゃん!!」(弾む声のお兄さん?誰?)
「あっ!智輝くん!」
「オッス!」美里の表情は急に明るくなった。
「また会ったね!しかもコンビニじゃないし俺たち運命?(照)」智輝ははにかんだ。
「…運命」照れながら美里も微笑む。
「美里ちゃんどこ行ってたの?また買い物?」
「ぅん、まぁそんなとこかな、智輝くんは?これからバイト?」
「うん、そうだよ、今日はちょっと早出だけど、このバスも最後かな?バイクがやっと直って帰ってくるんだー♪」
「へーよかったね!でもバイク危ないから気を付けてね」
「ありがとう、美里ちゃん今後乗せてあげるよ〜めっちゃ気持ちいいよ」
「えーでも…怖いなあ」(あの音が苦手なんだよね…)
「大丈夫大丈夫俺がついてるから」智輝は美里が大きな音に敏感なことはわからない。
会話してる間バスは何回か行ってしまったけど二人は同じバスに乗り込みバスの中でも話がはずんだ。
「美里ちゃんの趣味って何?」智輝は興味津々真剣顔で聞く。
「うーんとね…特にないんだぁ今は…つまんないでしょ」
「じゃぁこれから作ろうよ、楽しいこといっぱいしてさぁ」
「楽しいことって?」
「映画観たりカラオケ行ったりゲーセンとか…買い物もいいけど景色の綺麗なとこ行ったりさー色々ありすぎてダメだこりゃ」一生懸命語る智輝に美里は思わず吹き出した。
「連れってくれるの?」思いきって言ってみた。
「もちろんだよ〜美里ちゃんを楽しませてあげたいなぁ」
「ありがとう、なんか(照)」
「俺今日はバイト三時間で終わるんだけどその後美里ちゃん用なければどっか行かない?」
「え!」

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