【好き】を言いたい2
「「‥え?」」
付き添いで、一緒に来てくれた結由と、徹君が、
ポツッと言葉を漏らした。
私はと言うと、何も言えず、
その場に立ち尽くしていた。
「‥。」
何で‥?
私たち別れたの?
それとも付き合ってすらなかった‥の‥?
「えぇ‥!
瀧尾くん、彼女いないんだって!!」
「うそ、信じられない‥。」
廊下にいたギャラリーがざわつき始めた。
ショックで、涙が溢れそうで、
「‥あれ?」
でも、
私の心を打ち砕いたのは、
「でも俺さー、」この後からだった‥。