which?



初めて弘樹に会ったのは、入学式の日。


隣のクラスの列に並ぶ弘樹の姿に―…



私は1秒で惚れた。



それから、1年間は必死で自分アピールを続けて…


そして今年になって、やっとなれた念願の同じクラス。



同じクラスになってから、私はすぐに弘樹に告白した。




「―…加藤くん、好き!」



呼び出して、直接の告白。


目の前には弘樹のかなり驚いた顔があった。



「……あー…うん。」



徐々に大きくなる心臓の音。


呼吸が出来なくなりそうな程、苦しい。




「…付き合ってもいいけど。」




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