恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
ダイニングテーブルも、ソファもテーブルもなんというか統一感があった。
キッチンもあるのにそれがキッチンだと感じさせないセンスのある内装だった。テレビも相当大きくてこれで映画なんかみたらすごそう、なんて庶民の考えが浮かぶ。

お風呂も見せてもらったがグレーで統一されていてかつ泳げるほど広いのにガラス張りでこの人こういうのが好きなのかと思った。
バスルームも窓から外の景色を見下ろすことが出来て、夜なんかはとんでもないくらいにロマンチックな雰囲気を楽しめそう。


「あ、こっちが君の部屋ね」
「はい!」

リビングの隣の部屋に案内されてドアを開けるとそこには既にベットとテーブル等が置かれていて、新品のように見えたから

「用意してくれたんですか?!」
「もちろんだよ。だって君は妻なんだから」

そんなふうに言われると本当に照れ臭い。

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