ストロベリー・ゲーム
家に女の子を招待したのはこれが初めてだった。
俺の小学校は少人数で、みんな仲良しだ。上級生も下級生もない。色んな人と仲が良かった。
山の麓にある。あまり知られていない小学校。
れみの学校は俺も良く知っていた。隣町の大きな小学校だ。
一時は俺も、そこに行けば沢山の出会いがあっただろうにと、その学校に行けなかったことを後悔したけれど。
「真広、珍しいね。女の子のお友達なんて」
祖母はれみを連れて帰ってきた俺に驚いたけど、嬉しそうだった。
畑を管理している祖父母の家。
うちの両親は共働きで、忙しい時は祖父母の家に俺を預けることになっている。今日は祖父母のところに行くようにと書置きが残してあったんだ。