The previous night of the world revolution6~T.D.~
…え?あの天下のルレイア様がハゲるとかウケるwって?

殺すぞ。

とにかく、駅でのビラ配りは、確かに人は多く集まっているし、出入りも激しいのだが。

如何せんスルーされる率が高くて、学内よりも配りにくい。

まぁ、逆に言えば、それだけ皆さん『帝国の光』には興味がないってことだから。

それはそれで、良いことだ。

そう、そこのお前。

今、必死にビラ配りをしている俺達を見て、胡散臭そうにわざと避けて歩いていった女子高生。

君は偉い。

後で俺のハーレムに加えたいくらい。

大抵の人間が、あの女子高生みたいに、興味なさそうに通り過ぎていく。

ビラを渡そうとしても、「あー、そういうの良いんで」みたいに逃げていくか。

受け取ったとしても、興味なさそうに一瞥するだけ。

あれは多分、あの後ゴミ箱に捨てられるか。

あるいは、鼻紙として利用されて捨てられてるな。

良いことだ。

まぁ、この大量のビラを捌かなきゃならない俺にとっては、全然良いことではないけど。

とりあえず、受け取るだけは受け取ってくれ。

帰って鼻紙にしようが、鍋敷きにしようが、どう使ってくれても良いからさ。

減らねぇなービラ。もうポスティングで良いんじゃない?

ご家庭のポストに、10枚ずつくらい投げ込んで回れば、割とすぐに捌けるだろ。

苦情来そうだけど、風評被害を受けるのは『帝国の光』なので、俺達にとっては得しかない。

「…ルナニア。ちょっと休憩しようか」

「…あぁ、もうそんな時間ですか。分かりました」

時刻は、既に正午を回っている。

朝イチでビラを配り出して、やっとこんな時間になったよ。

本当は、一時間くらい前から、「そろそろ休まない?」って言いたかったんだけど。

俺から言い出したら、「何だよ、もう音を上げたのかよ」と思われそうだったから、言えなかった。

エリアスの方から持ちかけてくるのを、待ってたんだよ。

はぁ、やっと休める。

…とは、言っても。
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