The previous night of the world revolution~T.D.~
…と、いう俺達のやり取りを。

こっそり除き見ている人がいることに、俺達は気づいていなかった。



「…ふふ」

密かに、アイズの身を心配していた彼女は、小さく微笑んだ。

「どうやら、心配要らなかったみたいね」

アイズを我が子のように思っている、その人。

「あの子達なら、きっと大丈夫だわ」

『青薔薇連合会』現首領である彼女は、微笑ましげに俺達を見つめ。

そして、曇り一つない瞳で、そっとその場を立ち去った。

そこに、不安や心配は、一欠片もなかった。
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