The previous night of the world revolution6~T.D.~
翌朝。

「…」

俺はベッドから起き上がって、身体の調子を確かめた。

…よし。

胃腸は元気そうだ。

昨日、とんでもないものを食べさせられたからな。

食べさせられたって言うか、俺が知らずに食っただけなんだけど。

どうやら俺の胃腸は、カエルの卵パンに適応してくれたようだ。

良かった。

…。

…良かったのか?

まぁ、具合が悪くならなくて良かったよ。

それで。

隣のベッドに寝ているであろうアリューシャを、起こそうとしたら。

「…うわっ」

思わず、びっくりして声を上げてしまった。

アリューシャはうつ伏せになって、上半身をだらりと垂らしてぶら下がり。

下半身の方は、かろうじてベッドの上に留まっていた。

かけてやったはずの毛布は、アリューシャの身体にぐるぐる巻きになっており。

さながら、アリューシャ巻き寿司みたいになってる。

どうやったら、そんな体勢になるんだ?

「どうなってんだよ、お前…」

寝相が悪いとか、そういう次元じゃないぞ。

しかも。

「おい、アリューシャ起きろ」

「…zzz…」

俺にはこれから、まず「アリューシャを起こす」という、最大の難関を突破しなければならないのである。
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