劇薬博士の溺愛処方
――そういえば琉先生にピコンピコン精泉液飲ませたんだった……あれ、巷では『今宵は寝かさないピコピコピンドリンク』同様、二回戦以降もエネルギッシュに動けるって評判があるんだよね。って、まだやる気!?
顔を真っ赤にして焦った表情の三葉を見て、琉はくすくす笑っている。
まるで、こうしたのはお前なんだからな、とでも言いたそうに。
「せんせ……明日も仕事っ」
「土曜日は俺、外来入ってないし」
「いえ、わたしが朝仕事なんですけど……あんっ」
仕事の話をしたら肌に噛みつかれてしまった。
琉はこれ以上言うなとダメ押しのように三葉の野イチゴのような口唇を封じ、両手で胸を揉みはじめる。ふたたびはじまる甘い官能の予感にカラダはいやおうなしに疼き、腰が震える。
「正直なカラダだな。そんなに欲しかったのか」
「ちがうってば……あんっ!」
今度は違う精力剤も試してみたいな、とニヤニヤしながら琉は既に用意のできた三葉のなかへ分身を挿入していく。口ではちがうと言いながらも、彼女は本気で抗っていない。
「もぅ……琉せんせ」
「愛してるよ」
「知ってます!」