劇薬博士の溺愛処方

「ナカでも気持ちよくなれる場所がある、ってのは聞いたことがあるし、わたしまだ潮吹きもしたことないし……」
「俺のでGスポットやポルチオを突かれたいんだよね淫乱だなぁ俺の三葉は」

 さりげなく爆弾発言をする三葉と当然のように受け止める琉は互いの顔を見合わせてぷっ、と吹き出し笑いをする。

「淫乱じゃないです!」
「えー、あれだけ可愛く乱れてくれるのに?」
「それは先生がえっちだから」
「君じゃなきゃえっちな気持ちになりません!」

 自信満々に言い放つ琉に、参ったとばかりに三葉が提案する。


「――だから、これから自慰がんばって、早漏を克服しましょ?」


 ね、と瞳を見合わせれば、琉も素直に頷き彼女に口づける。

「んっ……ふぅ」
「……まだまだ調教のしがいがありそうだものな……こら、噛むなよ……く」
「素直に調教なんかされませんっ」
「それはどうかな」
「あんっ! 意地悪しないでっ」
「もっと欲しいんじゃない?」
「せんせ、こそっ!」
< 77 / 116 >

この作品をシェア

pagetop