社長じゃなくて、君の夫になってもいいですか? 〜社長、嫌いになってもいいですか?シリーズ 第2章〜
君のことが、欲しいと思った。心から
僕の彼女……雨音はかつて会社を立ち上げたばかりの頃に、インターンとして働いてくれていた。

きっかけは、僕の母校に出した求人。
その時は、猫の手も借りたい程忙しく、眠れない日々が続いていた。
それでいて、お金もなく、求人サイトに出す余裕がなかったので、母校の伝手を頼った。
中身はほとんど人任せ。
金額だけは決めた記憶はあるが、それ以外はインタビューという形で聞かれたことに対して答えるだけ。

雨音は、そんな求人で、応募してくれた中の一人。
彼女との面談をした日は、すでに十数人と面談をした後。
その誰もが、僕が心の底から欲しいと思った人物ではなく、彼女がダメなら別の方法を考えようとすら思っていた。
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