イケメン御曹司の甘い魔法

私は一花をいつものように寝かしつけ、リビングに戻ると優斗さんが帰っていた。

「芽衣、ただいま…。一花は寝たのかな?」
「はい。最近本を読むと、楽しそうな顔で眠るのです。」
「じゃあ、そっと一花を見て来るかな…」
「優斗さん!だめです。寝たばかりなので、もう少し待ってください。」

残念そうに、しょぼんとしている優斗さんに関根さんの話をする。

「そうだ、優斗さん。土曜日のパーティーに一緒に行った関根さんの話なのですが--------」

優斗さんに、幼馴染の達也さんと関根さんが一緒に住むことになったこと。
そして、その経緯や関根さんの、とろける様な喜ぶ顔の話を伝えた。

その話を聞いて、優斗さんも笑顔で喜んでくれている。

「そうか…関根さんに素敵な彼氏ができたってことだな。」
「---はい。でも、優斗さんは、なぜ関根さんをパーティーに連れて行こうと思ったのですか?」

優斗さんはクスクスと笑いだした。
意味が分からず、私が困っていると…

「俺も関根さんの話を芽衣から聞いたり、実際に見た感じも芽衣に似ているなって思ったんだよ。」
「そうなんですか。」
「俺は芽衣に似ているって言うだけで、放っておけなくなっちゃったんだよ…俺は芽衣に惚れ過ぎたかな…」


優斗さんの言葉で、顔が熱くなる。
何年経っても優斗さんの甘い言葉に心臓がドクンと鳴る。


「優斗さん、貴方は本当に魔法使いみたいですね。」

「魔法使い?」

「はい。私は優斗さんの魔法でこんなに幸せです。それに今回は関根さんにも魔法を掛けましたね…」

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