スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「ありがとう。挑戦させてくれて。」
「こちらこそ。ありがとう。」
私たちは感謝を伝え合う。

「でもあんまり無理はしなようにな。まだまだ俺たちの子育ては始まったばっかりなんだから。次からは強力な助っ人、頼んどいたから。」
「助っ人?」
雅は私の質問にごまかすように笑って、約束していたおいしいものを私の前に出した。

「ケーキ買ってきた。一緒に食べよう。」
「雅、仕事は?」
「これ食べたら戻る。」
おいしそうな私の好きなケーキに、私はそれ以上聞くのを忘れてしまった。
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