スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「明日は何しようか」
翌日は永遠が仕事が休みの日。
柚葉の両親が、息子の陸を預かってくれると決まっている。

「うーん・・・どうしようかな・・・」
「って、決まってんだろ?本当は。」
「うん。あのね」
「言わなくていい。わかってるから。」
「本当に?」
「うん。本当に。」

自信たっぷりの永遠の表情に柚葉は何も言わずに永遠の体に少しだけ自分の体を寄せようとする。

柚葉の足は全く動かない。
体力はリハビリで回復しているものの、両手も細かな作業や力を込めることが難しい。

まだ陸が小さい時には、永遠や両親に手を支えてもらわないと抱っこもできなかった。
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