悪役令嬢の復讐マリアージュ
チラチラ1
一生、叶う事のない恋だから……
一生、そういった行為をする事はないと思ってた。
だから楓くんに抱かれても、どこか夢みたいに思えてて……
しかもその最中、ほとんど目を瞑ってたし。
頭も働いてなかったから、尚更。
だけどシーツには、やっぱり少し血が付いていて。
そのシーツは楓くんのもので、その人の匂いがしてて。
私ほんとに、楓くんに抱かれたんだ……
胸が千切れそうなほど締め付けられて、身体が疼く。
そこでふと気付く。
待って、てことは当然裸も見られたわけで……
いやあ!もう顔を合わせられないっ。
と今さら恥ずかしくなる。
おまけに下着まで見られたし、「はい」ってあんな平然と触られたし……
あああ!と顔を覆ってうなだれた。
どうしよう、他に気まずい事とかやらかした事とかないかな……
そう思い返すも。
ムリ!今思い出したら死んじゃうっ。
まともな判断が出来そうもなく、もう少しクールダウンしてから振り返る事にした。
ああどうか、復讐に支障がありませんように!
私はそのために、楓くんに本来の人生を返すために、長い間頑張ってきたんだから……
そう、楓くんと出会ったのは……
私が小学校に入学して、3か月ほど経った頃だった。
一生、そういった行為をする事はないと思ってた。
だから楓くんに抱かれても、どこか夢みたいに思えてて……
しかもその最中、ほとんど目を瞑ってたし。
頭も働いてなかったから、尚更。
だけどシーツには、やっぱり少し血が付いていて。
そのシーツは楓くんのもので、その人の匂いがしてて。
私ほんとに、楓くんに抱かれたんだ……
胸が千切れそうなほど締め付けられて、身体が疼く。
そこでふと気付く。
待って、てことは当然裸も見られたわけで……
いやあ!もう顔を合わせられないっ。
と今さら恥ずかしくなる。
おまけに下着まで見られたし、「はい」ってあんな平然と触られたし……
あああ!と顔を覆ってうなだれた。
どうしよう、他に気まずい事とかやらかした事とかないかな……
そう思い返すも。
ムリ!今思い出したら死んじゃうっ。
まともな判断が出来そうもなく、もう少しクールダウンしてから振り返る事にした。
ああどうか、復讐に支障がありませんように!
私はそのために、楓くんに本来の人生を返すために、長い間頑張ってきたんだから……
そう、楓くんと出会ったのは……
私が小学校に入学して、3か月ほど経った頃だった。