幼馴染みに彼女が出来ました!





「俺さ、肌荒れちゃってさー」


コタツに並んでパソコンを見ていれば、イブが女子みたいな事を言い出した。
いや、半分女子なのかこいつは……。



「不規則な生活してるからじゃない?」

「芽生ちゃんのお母さんの料理美味しいから、食べ過ぎかなー」

「いや、寝不足でしょ」


私からみれば、イブの肌は白くツルツルで荒れてるなんて全く感じないんだけどな。
髭なんて全然想像できないけど、実際はどうなのだろうか。



「芽生ちゃん、顔触らないで」

「あ、ごめん」


特に、家の中では触れる事にも厳しいイブ。



「それさに、体重も増えたんだよ」

「何キロ?」

「芽生ちゃんは?」

「言うわけないでしょ!」

「じゃー、俺も秘密」

「何それ。もー、それじゃさ筋トレする?」

「筋肉ついちゃうだろ!」

「んじゃ、ヨガでもやろっか」

「あ、いいね」


アニメは一時中断。ネットでヨガの動画を流して、コタツから体を出たところで玄関の鍵の開く音がした。


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