ときめきの香りは貴方ですか?
なっちゃんが笑顔で私に鏡を見せてくれた。
これが私?
髪を緩く巻髪にして、目元は二重がより一層際立ってくっきりしている。
ふっくらした唇は薄めのピンク色が艶やかに光っている。
頬は少し明るめになって、まるで魔法にかけられたようにいつもと違う自分にびっくりした。
「眼鏡は外しても手元の原稿は見えるんでしょ?」
「うん、見えるし、遠くがぼやっとして、かえって緊張しなくてすむかも」
「さあ、戻るよ!」
2人で事務所に戻り、
「準備OKです!じゃじゃ~ん!どうですか、永富さん、愛里ちゃん変身しました!」
「・・・」
「永富さん?」
「あ、あぁ、凄くイメージが変わって、びっくりしたよ」
「ですよね。ちょっとだけなのに、こんなに変わるなんて、元が可愛いんですよね。勿体ない」
「なっちゃん、恥ずかしいよ」
永富さんはじっと私を見つめたまま、それ以上は何も言わなかった。
「永富さん行ってきます!愛里ちゃん、行くよ」
「永富さん、行ってきます」
「・・・あ、あぁ、気をつけて行ってらっしゃい」
2人は急いで駅へと向かった。
これが私?
髪を緩く巻髪にして、目元は二重がより一層際立ってくっきりしている。
ふっくらした唇は薄めのピンク色が艶やかに光っている。
頬は少し明るめになって、まるで魔法にかけられたようにいつもと違う自分にびっくりした。
「眼鏡は外しても手元の原稿は見えるんでしょ?」
「うん、見えるし、遠くがぼやっとして、かえって緊張しなくてすむかも」
「さあ、戻るよ!」
2人で事務所に戻り、
「準備OKです!じゃじゃ~ん!どうですか、永富さん、愛里ちゃん変身しました!」
「・・・」
「永富さん?」
「あ、あぁ、凄くイメージが変わって、びっくりしたよ」
「ですよね。ちょっとだけなのに、こんなに変わるなんて、元が可愛いんですよね。勿体ない」
「なっちゃん、恥ずかしいよ」
永富さんはじっと私を見つめたまま、それ以上は何も言わなかった。
「永富さん行ってきます!愛里ちゃん、行くよ」
「永富さん、行ってきます」
「・・・あ、あぁ、気をつけて行ってらっしゃい」
2人は急いで駅へと向かった。