ときめきの香りは貴方ですか?
バスに乗り、後部座席の2人席窓側に座って、鞄からパンフレットを取り出した。
「志望動機は・・・」
と1人2役で、まるで覚えたセリフを言うように小さな声で、何度も繰り返した。
いくつかのバス停を過ぎた時、
「ここ、いいですか?」
男性から声をかけられた。
「・・・は、はい、どうぞ」
私は少しだけ横を向き、足下に視線を向けたまま、うなずきなから返事をした。
ふわっと香る男性からの香り。爽やかですごくいい香りだ。
大人の男性って、みんなこんなにいい香りがするのかな・・・
大学時代、香水をつけているような男性と皆無的に一緒になるようなことが無かった。
こんなに近くで嫌な感じがしない。
好きだなこの香り。
恋愛には、全く縁の無かった私には、とても刺激的だった。
上下スーツ、靴も綺麗だ。営業マンかな。
どんな人だろう・・・改めて顔だけを見るのも失礼だしな・・・
ふと腕を見ると、文字盤がブルー、ベルトはステンレス製で腕時計までかっこいい・・・
はっ!だめだ!
香りに包まれているせいか、ときめきモードに入ってしまった・・・
集中集中!
今度は降りる場所を間違い無いようにしないといけない。
バスの案内アナウンスが流れる度に、確かめていると降りるバス停のカウントダウンが始まっている。
はぁ~っとため息をつきながら、
えーっと・・・
「志望動機は・・・・」
「志望動機は・・・」
と1人2役で、まるで覚えたセリフを言うように小さな声で、何度も繰り返した。
いくつかのバス停を過ぎた時、
「ここ、いいですか?」
男性から声をかけられた。
「・・・は、はい、どうぞ」
私は少しだけ横を向き、足下に視線を向けたまま、うなずきなから返事をした。
ふわっと香る男性からの香り。爽やかですごくいい香りだ。
大人の男性って、みんなこんなにいい香りがするのかな・・・
大学時代、香水をつけているような男性と皆無的に一緒になるようなことが無かった。
こんなに近くで嫌な感じがしない。
好きだなこの香り。
恋愛には、全く縁の無かった私には、とても刺激的だった。
上下スーツ、靴も綺麗だ。営業マンかな。
どんな人だろう・・・改めて顔だけを見るのも失礼だしな・・・
ふと腕を見ると、文字盤がブルー、ベルトはステンレス製で腕時計までかっこいい・・・
はっ!だめだ!
香りに包まれているせいか、ときめきモードに入ってしまった・・・
集中集中!
今度は降りる場所を間違い無いようにしないといけない。
バスの案内アナウンスが流れる度に、確かめていると降りるバス停のカウントダウンが始まっている。
はぁ~っとため息をつきながら、
えーっと・・・
「志望動機は・・・・」