最期の日、ふたりきりの世界で

その日から、私は家に引きこもって、ずっと泣いた。

最低限の生活に必要なことしかしなかった。

毎日あっていた理生に、あえない。

「叶(かな)、寝すぎ、寝癖すごいよ」

「叶ーー!お腹すいたーー」

「叶、次テストだよ、予習しよ?」

毎日のように聞いていた理生の声。

今は聞こえない、理生の声。

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