甘い毒に溺れ堕ちて
「遅くなっちゃってごめんね。暇だったよね?」

「ううん! せんせいとおはなししてたからだいじょーぶだったよ!」

「あきせんせい、おねえちゃんとおなじたんじょうびなんだって! あとがっこうもおなじらしいよ!」



興奮気味に晴日が会話の内容を話してくれた。


あき先生、は、恐らく見送ってくれた女性のことだろう。

今日が初対面だったけど、他の園児たちからそう呼ばれて返事してたから。



「それでね! おねえちゃんもせんせいめざしてるっていったら、『後輩ちゃんができるのかー』ってニコニコしてた!」

「こうはいってなにー?」

「ええと……同じ幼稚園とか学校にいる人で、歳が下の人だよ。晴日と晴月からすると、年中さんと年少さんのことかな」

「「そうなんだー」」



……大丈夫、だよね? 必ずしも年下とは限らないけど、間違いではないから。

でも、明日から「こうはいくん!」って呼ばないかが心配だな……。同じバスコースに年下の子何人かいるみたいだし。念のため連絡帳に書いておいたほうがいいかな。


それよりも……。



「なんでお姉ちゃんが先生目指してるって知ってるの?」

「「アルバムにかいてあった!」」
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