甘い毒に溺れ堕ちて
「卒園アルバムの、先生とのツーショってどこで撮った?」

「ジャングルジムの前」

「だよね〜! 俺もそこ! 一緒に上まで登ってもらったんだよね。懐かしい〜」

「上? 先生も登ったの?」

「うん! 俺、藍って名前だからさ、どーしても青い部分で撮りたくって。担任の先生はOKしてくれたんだけど、後から怒られたらいけないと思って、園長先生に許可取りに行ったんだよね」



満面の笑顔で衝撃の裏話を語り始めた。


虹色タワー、レインボージャングルの愛称を持つジャングルジムは、名前の通り、7色構成。

園内遊具の中でもトップ3に入る人気で、当時は色鬼で逃げる時によく登っていた。


私の記憶では、1番下が赤で、頂上が紫だったような気が。とすると、けっこう上まで登ったのか。

園児用だからそこまで高くはなかっただろうけど、何か起きてからだと遅いし。賢明な判断だと思う。



思い出話に花を咲かせること十数分。体調も落ち着いてきたため、解散することに。



「そろそろ帰るよー!」

「「はーい」」
< 158 / 213 >

この作品をシェア

pagetop