甘い毒に溺れ堕ちて
「明後日、挨拶当番だよね? いつも通りやるの?」

「今のところは。雨が降ったとしても、小雨程度なら決行ってことになってる。中止かどうかは当日の朝にグループチャットで知らせるみたい」



スマホ画面に表示されている天気予報によると、水曜日は曇り。

土曜日は雨時々曇りで、降水確率は40パーセントの予報。


折りたたみ傘でも大丈夫そうだけれど、以前ニュース番組で『降水確率と雨量は関係ない。0パーセントでも降る可能性はある』と気象予報士のお兄さんが解説していたので、多分バスで行くことになりそう。


ちなみに来週の土曜も雨時々曇り。降水確率は80パーセントだから、しばらくは自転車での外出はお預けかな。



「大丈夫かな……」

「ちょっと心配だよね。30パーでも降る時は降るし」

「……うん」



……そっちの意味じゃないんだけどな。でも、話の流れ的には挨拶当番のことを指してると思うよね。



「……藍くんは、さ」

「ん?」

「月のお小遣いって、どれくらいもらってる……?」
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