甘い毒に溺れ堕ちて
パーカーの袖で汗を拭いながら歩いていると、以前茉耶と2人で訪れた公園が見えてきた。
まだ外は明るいが、この暑さ。
園内は誰もおらず、花壇に植えられた植物たちがそよそよと風に揺れている。
ベンチに腰を下ろして買い物袋を開ける。
藍くんに教えてもらった、極上抹茶味のアイスクリーム。
万年節約生活の私にとって非常に勇気の入る決断だったが、テストを頑張ったご褒美と、16歳お疲れ様でしたの意味を込めて奮発した。
「わぁ、美味しそう♪」
蓋を開けてフィルムを剥がすと、食欲をそそる深い緑色が現れた。
藍くんもこんなふうにワクワクしながら開封したのかな。
想像したら、なんだかちょっぴり嬉しくなって、思わずふふふっと笑みをこぼす。
「いただきますっ」
紙スプーンで一口すくい、口に運んだ。
その瞬間、今までに感じたことのない舌触りに衝撃が走り、目をこれでもかと大きく開いた。
濃厚でコクのある上品な味わい、芳醇な香り。
甘さはほとんどなく、抹茶特有のほろ苦さが全面的に表れているけれど、口溶けは優しくなめらかで……。
「美味しい……」
まだ外は明るいが、この暑さ。
園内は誰もおらず、花壇に植えられた植物たちがそよそよと風に揺れている。
ベンチに腰を下ろして買い物袋を開ける。
藍くんに教えてもらった、極上抹茶味のアイスクリーム。
万年節約生活の私にとって非常に勇気の入る決断だったが、テストを頑張ったご褒美と、16歳お疲れ様でしたの意味を込めて奮発した。
「わぁ、美味しそう♪」
蓋を開けてフィルムを剥がすと、食欲をそそる深い緑色が現れた。
藍くんもこんなふうにワクワクしながら開封したのかな。
想像したら、なんだかちょっぴり嬉しくなって、思わずふふふっと笑みをこぼす。
「いただきますっ」
紙スプーンで一口すくい、口に運んだ。
その瞬間、今までに感じたことのない舌触りに衝撃が走り、目をこれでもかと大きく開いた。
濃厚でコクのある上品な味わい、芳醇な香り。
甘さはほとんどなく、抹茶特有のほろ苦さが全面的に表れているけれど、口溶けは優しくなめらかで……。
「美味しい……」