甘い毒に溺れ堕ちて
「アイさんは何月生まれ?」

「3月です。ちょうど今日で18歳になります」

「そうなの!? おめでとう〜!」



前回と同様、日付を明かしたら、パチパチパチと盛大に祝われた。

まさか今月だけで2回も拍手を浴びるなんて。
嬉しいけど、ちょっぴりくすぐったいや。


照れくさそうに笑って「ありがとうございます」とお礼を言い、話題を戻す。



「華子さんは、こういったアクセサリーって持ってます?」

「いっぱい持ってるわよ! これくらいの、段々になってる木箱に入れててね。最近はあまり着けないんだけど、若い頃は毎日着けてたのよ〜」



孫歴18年にして初耳の情報。

祖父が他界してからは機会は減ったらしいが、現役時代は仕事の際によく身に着けていたのだそう。



「ささっ、こっちよ!」

「すみません。失礼します」



大人の仲間入りを果たしたお祝いにと、特別に見せてもらうことに。

ペコッと会釈して彼女の部屋に入る。



「あったあった。これよ!」
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