甘い毒に溺れ堕ちて
パステルカラーなら上品可愛いお嬢さん。
ダークカラーならミステリアスなクールレディ。

柄は無地か、小花柄みたいな、小さめのものが似合いそうだよな。レースのワンピースとかも似合いそう……。


妄想にふけっていたら、あっという間に別れ道に着いた。



「じゃあ、また来週な」

「ん。大会頑張れよ」



サイコロ運に恵まれますようにと、グータッチを交わした。

バイバーイと手を振り、自転車に乗って帰っていく彼を見送る。


1、2、3、4……。



「しくった。くつろぎすぎた」



10秒数えてUターン。全速力で自転車を漕ぎ、来た道を戻る。



「うわっ。もう来てる」



住宅街に入ると、平屋の家の前に白いワンボックスカーが停まっていた。

立ち漕ぎで早急に向かい、運転席の近くでブレーキをかける。
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