甘い毒に溺れ堕ちて
時代の変化を感じていると、2人が戻ってきた。



「決まった?」

「うんっ! おれはこれ!」

「はづはこれ! チョコもってきた!」



お菓子を手渡される。


晴日は特大サイズのポテトチップス。

晴月は値下げシールが貼られた箱入りのチョコレートを選んだ様子。


改めて価格を確認し、スマホの電卓で合計額を計算する。



「うん。2人ともバッチリ! けど、1人で食べられる? どっちもいっぱいあるけど……」

「だいじょーぶ! はづとおねえちゃん、おかあさんのみんなでたべるから!」

「せんせいがね、『1人もいいけど、みんなで食べると2倍美味しいよ』っていってたの!」



なんと家族でシェアするために選んだとのこと。

優しく健気な心遣いに、胸がじんわり温かくなって、目頭が熱くなった。




「──ありがとうございました。またお越しくださいませ」
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