甘い毒に溺れ堕ちて
レジにて会計を済ませた私たち。

母に電話すると、まだ少しかかると言われたので、隣接するドラッグストアで時間を潰すことに。


再び手をつないで店内を回っていたら、日焼け止め売り場に見覚えのある人物を見つけた。



「あ! りゅーせいくんだ!」



いち早く正体に気づき、駆け出す晴日。

晴月も私から手を離して、後を追うように走り出す。



「「りゅーせいくーんっ!」」

「おおっ。晴日くん。晴月ちゃんも」

「「なにしてるのー?」」

「買い物。日焼け止め欲しいなーって思って見てたとこ」



しゃがみ込んで目線を合わせ、笑いかける彼。


次に会うのはお盆だと思ってたのに、こんな早く再会するなんて……。


少し離れたところで眺めていたら、彼とパチッと目が合った。



「あ、真彩ちゃん。久しぶり」

「久しぶり。元気だった?」

「おう。そっちも買い物?」

「うん。お母さんがまだ買い物中だから、こっちで時間潰してて……」
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