甘い毒に溺れ堕ちて
そう説明しながらスマホを取り出し、SNSアプリを開いた茉耶。

見せられた画面には、ステージ衣装を着た女の子が映っていた。茉耶が言うには、今人気急上昇中のアイドルグループとのこと。


なんか見覚えがあるなと思ったら、この前の教育テレビに出てた……確か7人組、だったような。

晴月が指を差してた子とは違うけど、彼女もキラキラのカチューシャを付けてて。可愛いなぁ、これくらいなら真似しやすそうだなぁって思ってたっけ。



「ねぇねぇ何してるのー?」

「俺らも交ぜてー」



はしゃぐ茉耶に興味を示したのか、クラスメイトたちがわらわらと集まってきた。



「あっ、それりおんちゃん?」

「茉耶ちゃんもアイクラ好きなんだ!」

「うんっ! 去年ぐらいから追いかけてて」

「俺も! 昨日のミューテレも出てたよな。観た?」

「観た観た! 間奏のとこめちゃめちゃドアップだったよね〜!」

「うちも観た! 肌綺麗すぎだよね。あと毛穴なさすぎてビビった」

「マジでうちらと同い年とは思えないよねー。何したらあんなツルツルになれるんだろ」
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