【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
そしたら眞白くんはイタズラっぽく笑いながら頭を上げると、楓くんのほうを振り向いた。


「はは、楓に怒られちゃった~。楓って意外とヤキモチ焼きだよね」


「はぁ? 焼いてねぇし」


「ウソつけ―。でも、乙葉のことは渡さないよ?」


なんて言いながら、ギュッと抱きついてくる眞白くん。


「ひゃっ」


「だからお前、離れろって言ってんだろ」


「やだね~」
 

「じゃあ、力ずくで引きはがす」


「うわっ、それだけはやめて!」


「えっ、ちょっと二人とも……!」



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