【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
私がそう言うと、その横からすかさず突っ込んでくる楓くん。


「俺と眞白の味の好み、正反対だけどな」


「た、たしかに……。じゃあ、2個に分けて作ろうかな」


「え、それ大変じゃない?」


「そんなことないよ。作るのは全然苦にならないから」


すると、眞白くんがそこでなぜか、私の肩にピタッと頭を乗せ、もたれかかってきて。


「あーでも、乙葉にお祝いしてもらえるなんて幸せだな~。しかも手作りのケーキとか。今年はいい誕生日になりそう」


ドキッとしたのもつかの間、そんな眞白くんの頭を楓くんがベシッと叩く。


「おいお前、くっつきすぎなんだよ。離れろ」



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