【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「これじゃみんなが九条兄弟の見学に行くのもわかるわ。みんな自分のタイムよりそっちが気になってる感じだもんね」


「あはは……」


「でもそろそろチャイム鳴る頃かな」


「キャーッ!!」


すると、その時また男子のサッカーコートから悲鳴のような女子の叫び声が聞こえてきて。


何かと思ってそちらに目をやったらなんと、コートの上で楓くんともう一人クラスメイトの男の子が倒れていた。


あれ? どうしたんだろう?


「楓くん、大丈夫!?」


「今二人、思いきりぶつかったよね?」


「ねぇ、ちょっと待って。ケガしてる!」



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