その海は、どこまでも碧かった。
「海、アイス…」
「ありがと!碧くん」
腰まで伸びた髪
キャミソールから出る白い肌
高校生になった海は
相変わらず天使だけど
海もいつか恋するのかな?
そんな日がいつかくる
「碧くんのアイス、ちょっとちょーだい!」
「ヤダ
海、チョコがいいって言ったじゃん!」
「碧くんのガリガリもおいしそう」
「じゃあ、ひとくちだけね」
「ありがと、碧くん!」
海の隣にオレじゃない誰かがいるなんて
想像もしたくないな
海の無邪気な笑顔を見て思った
オレは海を溺愛してる