その海は、どこまでも碧かった。

「風美くん、お待たせ
もぉ、寝た?」



「寝てない
待ってるって言ったじゃん」



「ホントに一緒に寝る?」



「うん
だってベッド1個しかないじゃん」



「うん
普通1個しかないよね」



彼女は笑って

オレの隣にそっと入ってきた



海以外の女の子が隣にいる



海以外の女の子の温もり



寝れるかな?

今日


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