ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「ママ…?」
「涼音?」

次第に回復してきた涼音ちゃんは、お母さんを呼んでニッコリと笑った。

あぁ、もう大丈夫だ。よかった。

「先生、ありがとうございます!」

お父さんが深々とお辞儀をしてくれた。

「あ、いえ。恐らくは迷走神経反射だと思うのですが、現地に着いたら念のため病院へ行って下さい」


私はそう言って、かっこよく立ち去ろうとした。
まだあと一時間くらいある。もう少し寝ておこう。

「あ、先生。もしよければ俺の席、使って下さい。俺、先生の席に移動するから。
姉ちゃん達も、先生がそばにいてくれた方が安心だろ?」

そう提案してきたのは、涼音ちゃんのお母さんの弟さんだ。

俺の席って、もしかしてファーストクラス⁈
< 18 / 234 >

この作品をシェア

pagetop